「壊れやすい」は本当か?
品質管理が悪いのか?
1st 寺田さん
壊れやすいって話はオーナーさん同士の話でも盛り上がるけど、私のクラシックは壊れないですね。まずあるのは、パーツそれぞれの品質管理の問題だと思う。国産車ほどにはヨーロッパ車は品質管理が良くないんじゃないかな。壊れない思い出よりも壊れた思い出、印象の方が強いので、そう思っちゃう傾向が強いのかな。でっかいクルマが交差点の中で止まってると、よりそういう印象になる。また予防整備をしないと、動かなくなるほどの故障になるんじゃないかな。
家族の叫び「何このクルマ!」
3rd 中道さん
2ndレンジはそれなりに壊れましたよ。エアコン、ラジエター、冷却系は壊れましたね。家族で遊びにいこうとしたら壊れて行けないこともあったりしました。「何このクルマ!」なんて言われたこともありました。ただ3rdに乗り換えてからは、ほとんど壊れないですね。
きれいな女はお金がかかる
2nd ALEXさん
きれいな女性みたいに、メンテナンスにお金がかかるとも言えます。私の仕事はモータージャーナリストですが、様々なクルマをテストドライブしてきて1000kmでギヤが壊れたクルマもありましたし、3カ月で動かなくなるようなクルマもあり、レンジローバーに関しても同じだと思います。小さな異音や、ちょっとした変化に気付いたら、その都度工場に入れて直していくのが大事なことだと思います。
ベンツ、BMWと比べたら
ランドローバーマスターメカニック 國井さん
壊れやすいとは思ったことはないですね。ドイツ車を扱っている友達の整備士と話をしても、同じように壊れてるし。まぁ、ネット上でオーナーさんが故障の情報交換しているのが多いからなのか、壊れるというのが広まっているのかもしれないけど。クルマにとって普通の部分が壊れることが多いわけで、まぁ国産車が20万kmで壊れるところが、レンジだと10万kmで壊れるということぐらいかな。
電子制御の脆弱性
3rd 片桐さん
止まりそうになったのが1回。騙し騙し帰って来たのが2回。でも整備が一巡したのかな、ようやく最近は壊れないですね。おそらく徹底的に整備をしてしまえば壊れない。ただヨーロッパの電装品は、やっぱり弱いんじゃないかな。電子制御が多い3rdではそこは心配ですね。メーカーの人には部品の精度を上げて欲しいです。
買ってすぐ、環七で止まる
2nd 堀内さん
黒のレンジがなかなかなくて、やっと地方で見つけて買ったらすぐ壊れました。環七で止まっちゃうのを初めて経験しました。白い目でも見られるし、「そんな若いもんがレンジローバーなんか乗ってるからだよ」みたいな目で見られちゃうし、怖かったです。今は専門工場で修理して普通に乗れてます。