<COLUMN>
【高嶺の花】
たかねの・はな
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【高嶺の花】
たかねの・はな
【高嶺の花】
たかねの・はな
「遠くから見るだけで、手に入れることのできないもの。憧れるだけで、自分にはほど遠いもののたとえ」
「遠くから見るだけで、手に入れることのできないもの。憧れるだけで、自分にはほど遠いもののたとえ」
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入学式の次の日に彼女を見つけてしまった。
となりのクラスだった。
彼女の美しさは、僕が近づくことさえ拒否しているようだった。
3年間、あまり会話を交わすこともなく、卒業を迎えた。
三十数年後に同窓会で久しぶりに会った彼女は、やはり美しい。
歩んできた道のりの分だけ、いい女になっていた。
ただ、彼女の美しさは「近づき難い」美しさではなく、人の本質の美しさに変化していた。
いい人生を歩んできたんだろうな。
少し言葉を交わしたら、十代の頃の淡い恋心がよみがえった。
僕にとってClassic RangeRoverってそういうクルマなんです。もしかしたら、数年後手に入れているかもしれません。