LAND ROVER STYLE CHANNEL
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IDENTITY

レンジローバーと自分のアイデンティティ

scene 03

堀内孝太さん

2000年 VOGUE GF-LP60Dオーナー
1983年生まれ
ミュージシャン
ミュージシャンの傍ら、ビンテージギター専門店を展開
http://www.rim-guitars.com/

アリスの堀内孝雄さんを父に持ち、生まれた時から音楽の中で育った堀内孝太さん。音楽を通じて、モノを見る確かな目を修得したかのように、彼のモノ選びを聞いていると、本質を見抜く力をビンビンと感じた。

モデルチェンジをしないモノを
ずっと使っていきたい

  

■モデルチェンジをしないモノをずっと使っていきたい。ギターで例えるなら、レンジローバーはマーチンに似ている。

 歴代レンジローバーのモデルサイクルを振り返ると、クラシックレンジは27年間、2ndは8年間、3rdは12年間である。特徴的なシルエットは、ほぼ同じ。どの歴代モデルが街を走っていても、一目で「あ、レンジローバーだ!」と認識される。
 「レンジローバーって、世代が変わっても、デザインというか骨組みが変わらないところが、まず好きですね。似ているものがない、オンリーワンなクルマです。内装を見ても、無骨なベースのデザインに、ウッドやステッチの入ったレザーを乗せていくところとか。
 ビンテージギターで例えるなら、ギブソンじゃなくマーチンですね、レンジローバーは。 マーチンはドイツ人がアメリカに渡りメーカーを設立したのですが、世襲4代目なのに製法もほとんど変わらず継承しています。木材も接着剤も中の金属も、全部が良い音を出すために存在しているのです。クルマもギターも服でも靴でも、モデルチェンジしない、アイデンティティがはっきりしたものを使い続けていきたいです」。

■多くのモノに当てはまる、ブリティッシュ、アメリカン、ジャパニーズの傾向

 「ロック音楽を聞いてると、そのルーツや手法を分析することもあるんですが、額縁を最初に決めてから、そこに描いていくのがブリティッシュ。さんざん描いてから、最後に額縁を決めるのがアメリカンかな。良いところ取りをして、最後に更にコンパクトにまとめるのがジャパニーズ。音楽は感覚的なものだけど、敢えて比較をするとそう思います」。
 

 

US製よりもUK製のNEW BALANCEが好き。

 エアマックス95の大ヒットから約20年間、以来ずっとスニーカー好きの堀内さん。100足以上の未使用のスニーカーをジプロックで真空状態にして、飾りもせずに日陰保管している。
 「今日履いてるのはニューバランスのイングランド製576なんですけど、同じ型番のUSA製も持っていますが、比べるとイングランド製の方が数段固いんですよ。イングランド製は革靴みたいにきっちり作ってるのです。USA製は柔らかいし履きやすいけど、型は崩れやすく経たりも早いかな。そんな違いにもUKのアイデンティティを感じますね」。