世界限定999台２ドアモデル『レンジローバーSVクーペ』登場
世界発フルサイズ高級SUVクーペ、ジュネーブモーターショーでデビュー
遡ること約50年前にランドローバー社はレンジローバーを誕生させました。それによって、「高級SUV」というジャンルを作り出したのです。そして今回あらたに、世界初の「フルサイズ高級SUVクーペ」というジャンルを定義したことになります。それが、限定モデルの2ドアレンジローバークーペです。
強いスタンスを持った美しいプロポーション。SVクーペは、オンロードでの存在感は比類の無いものです。象徴的なフローティングルーフ、途切れ目のないウェストライン、そしてテーパテール、これらは見てすぐに分かるレンジローバーのDNAですが、このモデルはレンジローバーファミリーの中でも、極めて特別なものとして、SVクーペ独自の方法で表現されています。
ウッド部分も3種類のベニヤ木材から選択できます。レンジローバーとしては初めてのもので、クルミとシカモアを組み合わせた「ノーティカ」素材がチョイスに加わり、伝統的な職人技術と新技術で仕上げられます。
ランドローバースペシャルオペレーションマネージングディレクターのジョンエドワード氏の解説です。
「新しいSVクーペの導入で、レンジローバーのポートフォリオに独自の表現が追加されたことになります。このSVクーペは特別オーダー製のレンジローバープログラムの成功を収めたSVO（スペシャルビークルオペレーション）によって設計されます。SVのオーナーを集めた秘密のセッションでも、このSVクーペの内装は圧倒的な支持を得ました」。
オプションのボディカラー仕上げには、液体金属が含有されます。これはレンジローバーでは初めての採用で、驚くような輝きに仕上がりのです。
更にSVOチームは、SVクーペの顧客に100種類以上の色見本を閲覧していただけるようにし、自分だけの特別な一台を仕上げたいという夢を、ワクワクしながら味わえる機会を用意しています。
例えば、特注のキルトデザインとデュオカラーの前後レザーカラーや、ステッチの色、ヘッドレストの刺繍、ドアハンドルと足元にあるプレートの彫刻や半貴石のバッジなど、豊富なバリエーションから選んでいくのです。
SVクーペは565psの5LスーパーチャージドV8ガソリンエンジンを搭載。最高速度265kmを誇るフルサイズレンジローバーであり、わずか5秒で時速96kmに達します。
サスペンションは、ドライバーの焦点に合わせて標準のレンジローバーよりも8mm低く調整されており、常に快適な状態に保たれます。もちろんレンジローバーの伝統である全地形走破性を欠くことはありません。最大渡河水深は90cm、そして牽引能力は最大3.5トンを保持しています。
SVOディレクターのマークスタントン氏はこのように語ります。
「皆様の予想以上に、このレンジローバーの技術、そして完成度は超越しています。SVクーペは心から愛するSVオーナーのために、細心の注意を払って完成した車両なのです」。
レンジローバーSVクーペは、イギリスでは2018年第4半期から24万ポンドで販売開始予定となっています。日本でも僅か数台ですが輸入される予定で、価格は4500万円から5000万円で販売予定となります。
■エンジン
・V8スーパーチャージド5.0Lガソリンエンジン
・総排気量：4999.7cc
・最高出力：416kw/565PS
・最大トルク：700N・m
・トランスミッション：副変速機付 8速オートマチック
・燃料消費率 JC08モード（国土交通省審査値・km/L）：13.8
・燃料タンク容量：104L
・最高速度：266km/h
・加速（0～100km/h）：5.3秒
■寸法＆性能
・全長：5013mm
・全高：1794mm（ルーフアンテナ含む）
・全幅：2073mm（ミラー除く）
・アプローチアングル：31度
・ブレイクオーバーアングル：26.5度
・デパーチャーアングル：25度
・グランドクリアランス：263