Gastronomy Party VOL.2
みんなが集まる大きな大きなガレージハウス
「マグロ解体ショー」
2014年は「肉」、2015年は「牡蠣」と、テーマを持って行なってきましたGastronomy Party。12月最初の土曜日をGastronomy Partyと銘打って、「レンジローバーを見ながら美味しいものを食べよう。そしてランタンの灯りの中、語り合おう」というお話しです。
さて、「今年は何にしようか?」という話しは、だいたい10月初旬頃から話題に上ります。毎年テーマを変えることは楽しい反面、何にしようか悩むものです。10月も後半になると「今年のGastronomy Partyは何ですか?」と聞かれるようになり、みなさんの中にこのイベントが定着したことをひしひしと感じます。
だいたい人というものは、こういうイベントだと来る人をビックリさせたいもので、そうなると何かインパクトあるものを考え始めます。そこで登場したのが「マグロの解体ショー」。美味しいというだけではなく、これはもうインパクト満点でしょう。
そういえば、魚そのままの姿を見る機会は少なくなりました。秋刀魚や鯵、烏賊ならスーパーでもそのままの姿で売っていますが、ちょっと大きな魚になると、今やトレーに乗った切り身や加工の状態で売られていますし。
Gastronomy Party当日の朝、ピットは大掃除から始まります。いつもは作業している整備工場が、とってもオシャレ…とまではいきませんが、大きな大きなガレージハウスに早変わり。ガレージハウスの良さは、好きなものに囲まれて好きなことができるということ。大好きなレンジローバーを囲んで美味しいものをみんなで食べるというのは、どことなく憧れ的な空間と言えるでしょう。
そして、Gastronomy Partyがスタート。買ってきた刺身を並べて食べようというのではなく、実際に工場でマグロを解体してもらいます。もちろん我々が解体するのではなく、職人が来て目の前で行なってくれます。それはまさに「職人技」。長いマグロ専用の包丁を巧みに使い、あっという間にキレイに解体。このような職人の技を見るのは飽きないものです。
マグロに舌鼓を打ち、お酒も進み会話が弾みます。そして辺りも暗くなり、工場に灯油ランタンの灯りがともります。昼間とはまた違った趣きの工場内。そばにレンジローバーがあると、まるでキャンプ場の雰囲気です。灯油ランタンのあの優しい暖色の灯りが、まるで時計を巻き戻したかのように、クラシック、2nd、3rdそれぞれが活躍した時代にタイムスリップしたかのように、レンジローバーが輝き始めます。
時間を忘れて、会話を楽しむ。新しい出会いも、ここにはありました。12月の寒い中、大きな大きなガレージハウスには、たくさんの笑顔があふれていました。