レンジローバー2ドアCOUPEを70周年記念限定999台発売
初代レンジローバー2ドアモデルに敬意を評し、一台一台がハンドメイドで組み立てられます。
ランドローバーは2018年1月24日、世界初の高級SUVクーペの発売を発表しました。
レンジローバーシリーズの新モデルになる「レンジローバーSVクーペ」です。
魅惑的なクーペデザインは、約50年前に誕生した2ドア仕様の元祖レンジローバーに敬意を払ったものであり、ランドローバー70周年を記念して999台限定で、世界中で販売される予定です。これらはウォリックシャーのSVO（スペシャルビークルオペレーション）事業部によってハンドメイドで組み立てられます。
レンジローバーSVクーペは、3月6日に公式サイト（https://www.landrover.com/）で公開され、ジュネーブモーターショーにおいてもワールドプレミアとして、11時45分に記者会見を行ないます。
ランドローバー チーフデザインオフィサーのGERRY MCGOVERNはこう話します。
「魅惑的なボディデザインと洗練されたインテリアが特徴で、レンジローバーのモデルバリエーションに加わることは劇的でとても望ましいことです。レンジローバーSVクーペは、ほかとは比較にならないほどに美しく洗練されていて、目が釘付けになるほどのデザインです。『息を呑むほどの外装デザインから豪華で美しいインテリア』。それは感性に訴えかけ、アートのように感動するクルマと言っても過言ではありません」。
また、ランドローバー スペシャルオペレーションズ マネージングディレクターのJOHN EDWARDSのコメントです。
「SVクーペはレンジローバーの原点と継承を祝すものです。最新鋭で現代的なものですが、1970年に誕生した2ドアのレンジローバーのDNAを引き継いでいます。今回の2ドアクーペのシルエットは驚くほどに魅惑的でしょう。今日公開されたインテリア写真では、トラディショナルな職人技と、最新鋭のテクノロジーを組み合わせたものであり、車内キャビンの絶妙な仕上がりが分かりと思います。驚くほどに魅惑的で感触も豪華で、明るくて現代的なものですが、細部へのこだわりはそれを超越しています。
レンジローバーSVクーペは、ランドローバーのデザイン＆特別車開発部門が、イギリスウォリックシャーにあるライトン-オン-ダンスモアのSUVセクターにて、限定999台を一台一台ハンドメイドで組み立てます。ランドローバーは約50年前、レンジローバーのためにこの高級SUVセクターを設立しました。
新しいクーペを発売するにあたり、顧客に対して優雅さと希少性を提供します。3月のジュネーブモーターショーでの発表は、ランドローバー70周年におけるレンジローバーシリーズと限定特別車プロジェクトの決定的な瞬間になるでしょう」。
レンジローバーSVクーペの写真や諸元表、カスタマイズについては、2018年3月６日にhttps://www.landrover.com/にて公開されます。
■LAND ROVER STYLE CHANNEL編集部コメント
今回のレンジローバーSVクーペは、2ドアとクーペというの2つのスタイリッシュな要素を兼ね備えています。
ランドローバーの2ドアモデルといえば数は少なく、現行ではレンジローバー イヴォーク クーペとコンバーチブルのみとなります。しかし、初代レンジローバーには2ドアモデルもあり、2017年の2月に発表されたレストア・プロジェクトとなるリボーンプログラムでは、初代レンジローバーの2ドアモデルが含まれていました。
スタイリッシュと言えば、レンジローバーヴェラールでしょう。4ドアながら印象的なプロポーションは、デザインの美しさを感じさせてくれます。
新しく登場するレンジローバーSVクーペは、最新最高の開発技術に加え、職人によるハンドメイドによって造られます。ランドローバー最上級モデルとなるレンジローバー。その2ドアクーペモデルはエクステリアやインテリアのデザイン、仕様だけではなく、空気感、雰囲気など、あらゆる点で見逃せないモデルと言えます。
もうひとつの注目は、50年前にレンジローバー製造のために設立されたセクターで、工場制手工業（マニュファクチュア）で作られるという点です。
ランドローバーを含め、世界の自動車メーカーの生産ラインは自動化されています。
それに比べてマニュファクチュアは生産効率が低く、一台一台のコストが割高になります。
けれど大量生産を前提にしていなかった時代のハンドメイド製造というのは、パーツの一つ一つのデザインや組み付けに職人や技術者の味わいが感じられるのです。その仕上がりは極めて魅力的でしょう。