LAND ROVER STYLE CHANNEL
その感性を手のひらに、優雅な冒険がはじまる

Bespoke Tailor Style

セカンドビスポークという
素敵な考え方

Second Bespoke

 

■セカンド・ビスポークを始めませんか

ビスポークができるのは、何も新車購入する時だけではありません。中古車であっても、すでに乗っていても、自分だけの一台に仕上げることは可能なのです。それが『セカンド・ビスポーク』。2ndレンジローバー以降は、ビスポークを基本として設計されています。つまり内装・外装とも変更が可能ということなのです。
 

■ビスポークは何も新車だけの話しではない。

これから新車でレンジローバーをオーダーしようと思っている人は、是非ともビスポークプランで自分だけのレンジローバーを手に入れてほしいと思います。そして、末永く手に入れた愛車と付き合っていただきたい。心からそう思います。
では、既にレンジローバーを所有している方や、中古車でレンジローバーの購入を考えている方は、どうすればいいのでしょうか。そこで『セカンド・ビスポーク』をオススメしたいと思います。
レンジローバーは2ndレンジローバー以降、ビスポークを基本として製造されてきました。しかし既にお話したように、多くの国ではビスポークプランよりも、パッケージプランで注文を受け付けることが主流となってしまっています。残念なことに、日本もその例外ではありません。
しかしレンジローバーは、本来ビスポークで注文をされることを前提とした設計になっています。今、所有しているレンジローバー、中古車として購入しようとしているレンジローバーは、すべて内外装の純正変更が可能だということです。
つまり新車オーダーでなくても、自分のためだけに完全オリジナルのビスポーク・テーラーメイドとして、世界に一台のレンジローバーを手に入れることができるのです。これを「セカンド・ビスポーク」として、レンジローバーを愛する素敵な大人たちに提案したいと思います。


 

■ドレスアップとはまったく違った考え方。

よく愛車に手をかけることを、カスタムやドレスアップと言います。しかし、ここではあくまでもビスポークの話。設計者の考え方を尊重しつつ、自分だけの一台を作り上げていく。まさに英国らしい考え方です。
基本的には純正パーツの換装で、自分らしいレンジローバーを時間をかけてゆっくりと作り上げていくというもの。でき上がったクルマは、あくまでもレンジローバーの品格を保ち続けていなければなりません。

■ビスポーク・テーラーを見つける難しさ。

しかし、セカンド・ビスポークを実践しようとすると、数々の困難が立ちはだかることもあります。内外装のパーツは、レアなものになればなるほど入手が困難です。
また、これが一番難しいのですが、自分らしいレンジローバーのイメージが、最初はなかなか持てないものです。やはり、あなたにずっと寄り添ってくれる専門ショップを見つけることが第一歩となるでしょう。
専門ショップの経営的な観点から言うと、クルマを販売したり修理したりするのと違い、セカンド・ビスポークは、パーツを世界中から探し出すだけではなく、オーナーと相談をしたりする労力が必要です。その割に、短期的な収入にはなりにくいものです。経営効率を考えると大変な業務なので、誤解を恐れずに言うと、あまり「おいしい」仕事ではありません。
つまり、本当にオーナーに寄り添い、心からレンジローバーを愛する情熱を持っているショップでなければ、なかなかできない業務なのです。
幸運にもそのようなビスポーク・テーラーと呼ぶにふさわしいショップと出会えたとしたら、それは本当に素晴らしい出会いでしょう。それは、レンジローバーのオーナーだけが持ちうる喜びといえます。