2ndレンジローバーのシートをツートーンカラーに
■2ndレンジローバーのシートを
ツートーンカラーに無骨さと優雅さを持ち合わせている2ndレンジローバーの内装。クラシックレンジと比べ、格段に高級感を増しています。ふんだんに使われたウッドやレザーは、それこそいくつもの組み合わせがあります。お気に入りの内装に作り上げる楽しみがあるのです。
■クラシックレンジの内装と比べると…
2ndレンジローバーは、デザインや作り自体が、それまでのオフロード車から相当進化したように思えます。ラグジュアリーセダンのような内装に仕上がっています。
クラシックレンジの場合だと、部分的にトリムとかシフトノブとかがウッドになっていただけでしたが、2ndレンジローバーになると、内装のメインパーツであるフェイシアやセンターコンソール、グローブボックスなどにレザーやウッドが使用されて、内装のトータルイメージに大きく影響するようになったと思います。
そして、ベースとなる樹脂パーツの上に本革やリアルウッドの細工がされているので、カラーや素材やデザインの組み合わせがしやすいのです。レンジローバーを高級SUV車に持ち上げたのは、2ndレンジローバーのこういった内装からではないでしょうか。
ボディデザインもそうですが、インパネ周りの骨組みの大きな変更が、それまでのオフロード四駆から脱却し、高級SUVの名を不動のものにしたと思います。
■無骨さと優雅さを持つ2ndレンジローバー。
2ndレンジローバーは、無骨さと優雅さを両方持っているので、組み合わせ方は何通りもあると思います。2ndレンジローバーの持つ無骨さに惹かれてマッドタイヤやオールテレーンタイヤ、ライトガードに換える人は、ウッドとレザーを敢えて少なくして無骨な統一感を目指したりもしています。
優雅さに惹かれてる人は、外装はガラスコーティングをし、ロードノイズの少ないオンロード寄りのタイヤを履いて、イギリス車らしい節木目のウッドとステッチワークの入ったレザーをふんだんに使い、まるでリビングのような車内空間を好みます。
ドレスアップではないセカンド・ビスポーク 言ってみれば、外装は人に見せるもので、内装は自分が見て触るもの。自分の部屋で家具を揃えて模様替えをするように、2ndレンジローバーは、くつろげる空間を作ることができるクルマでもありますね。ウッドの施工や、革職人の手作りの良さに囲まれると、自然とくつろぐことができます。
■シートはツートーンという選択
2ndレンジローバーのシートですが、汚れが目立たない黒系がベストでも、気品あるベージュも組み合わせたい。そんな想いがありました。
2ndレンジローバーの内装で多色採用といえば、オートバイオグラフィのツートーンカラーのシートや、30 thアニバーサリーエディションの色使いなどが代表的です。私はブレンハムシルバーの2ndレンジローバーに乗り始めて3年目で、内装をツートーンデザインにセカンド・ビスポークしました。
センターコンソールとフェイシアを中心に純正パーツを換装することにより、シャープなブラックにダブルステッチレザーのベージュをマッチさせ、内装に優雅さが生まれました。ウッドはAutobiographyのパーツのリアルウッドを組み合わせています。
こだわりと言ってしまえばそれまでですが、自分の空間は至福の何ものでもないのです。2ndレンジローバーは移動手段ではなく、移動空間と想ってますから。