LAND ROVER STYLE CHANNEL
その感性を手のひらに、優雅な冒険がはじまる

12年以上経って、はっきりと見えてきた。
継承すべきクルマの本質は、2ndレンジローバーに在りき。

なぜ2ndレンジローバーを選んだか? どのオーナーに聞いてみても、ただ移動するための道具選びの話では到底終わらない。運命的とも言えるクルマとの出会いもあれば、綿密なリスクマネジメントの末の購入決断もある。外見で選んだのに、乗り始めてからそれ以上の内面の価値を知る。恋人のように愛し、そしてひどく翻弄され、時には人生さえも大きく変えてしまうことがある。それが2ndレンジローバー。

走る、攻める、一体になる


大地からタイヤを離れさせないという基本概念

三田村さん

 ランドローバー車に出会うまで、オフロード走破性については、リフトアップとか伸ばすことばかりを考えていたけど、ランドローバー車はまるで発想が違うことにびっくりしました。
 「地面からタイヤが離れないようにする」という基本概念にも感動しましたね。サスの作りの違いにも驚きました。縮むより伸ばす方を優先するわけですよ。素晴らしい!


後期型→前期型へ回帰。ディーゼルのようなトルク感を楽しんでいます

吉川さん

 最初の2ndレンジは、BMWの傘下に入った後期モデル4.6HSE(LP60D)でしたが、ボディの見た目以上に軽くて強いトルク感でしたね。四角くて、重そうなクルマがこんなに乗用車並みにスイスイ走るのかと。
 その後、一度は手放しましたがまた欲しくなり、今は前期モデルのオートバイオグラフィ(LP46D)に乗り換えました。ディーゼルっぽい走り出しは後期モデルでは感じられないものです。


後付けトラクションコントロールのLP42Dで悪路を攻める

斎藤さん

 前期の1999年登録のディスティニー(LP42D)に乗っていますが、2ndレンジローバーの中で唯一トラクションコントールが装備されていないんですよ。前期の46Dはリアにトラクションコントロールが標準装備で、後期は58Dも60Dも前後標準装備ですが、雪道やオフロードコースを走る時はその差が歴然なんです。数年前に自分の42Dディスティニーにも後付けでトラクションコントロールを装備しましたが、オフロードの走りがまるで変わりましたね。


ラダーフレームとリジッド式エアサスで最強のコーナリング

小崎さん

 前に乗っていたランクルの時は、首都高のコーナーリングとかロールがひどくて怖かったけど、2ndレンジはピタッと路面に這うように走ってくれるんです。ロールも少ないし、全然怖くない。ラダーフレームにリジッドで重心が低いのもそうだけど、エアサスの高さ補正とオイルダンパーの成せる技なんだろう。