素敵な大人になりたいなら、レンジローバーに乗ればいい

歴代レンジローバーのモデルチェンジまでの期間を振り返ると クラシックレンジは27年間、2ndは8年間、3rdは12年間。 しかも、特徴的なシルエットはほぼ同じ。どの歴代モデルが街を走っていても、一目で「あ、レンジローバーだ!」と認識される。 「レンジローバーって世代が変わっても、デザインというか骨組みが変わらないところがまず好きですね。似ているものがないオンリーワンな車です。内装を見ても、無骨なベースデザインに、ウッドやステッチの入ったレザーを乗せていく所とか。 ビンテージギターで例えるなら、ギブソンじゃなくマーチンですね、レンジローバーは。 マーチンはドイツ人でアメリカに渡りメーカーを設立したのですが、世襲4代目なのに製法もほとんど変わらず継承してます。木材も接着剤も中の金属も全部がいい音を出すために存在してるんです。 車もギターも服でも靴でも、モデルチェンジしない、アイデンティティがはっきりしたものを使い続けて生きていきたいですよ」



「ロック音楽を聞いてると、そのルーツや手法を分析する事もあるんですが、 額縁を最初に決めてから、そこに描いていくのがブリティッシュ さんざん描いてから、最後に額縁を決めるアメリカンかな。 良い所取りをして、最後に更にコンパクトにまとめるのがジャパニーズ 音楽は感覚的なものだけど、あえて比較をするとそう思います。



エアマックス95の大ヒットから約20年間。以来ずっとスニーカー好きの堀内さん。100足以上の未使用のスニーカーをジプロックで真空状態にして飾りもせずに日陰保管しているとか。 「今日履いてるのはニューバランスのイングランド製576なんですけど、同じ型番のUSA製も持ってますが、比べるとイングランド製の方が数段固いんですよ。イングランド製は革靴みたいにきっちり作ってるんです。USA製は柔らかいし履きやすいけど、型は崩れやすく経たりも早いかな。そんな違いにもUKのアイデンティティを感じます。」



アリスの堀内孝雄さんを父に持ち、
生まれた時から音楽の中で育った堀内孝太さん。
音楽を通じて、モノを見る確かな目を修得したかのように
彼のモノ選びを聞いていると、本質を見抜く力をビンビンと感じた。 


ミュージシャン
ミュージシャンの傍ら、ビンテージギター専門店を展開
 (http://www.rim-guitars.com/)