素敵な大人になりたいなら、レンジローバーに乗ればいい




1台目の2ndレンジとの出会いのきっかけは、乗っていたランクル60がディーゼル規制で乗れなくなったからです。次はタホかサバーバンかランクルかレンジローバーかを検討したのですが、当時(2003年頃)価格的にも一番買いやすかったのが2ndレンジローバーでした。購入したのは1995年のエプソムグリーン。それに5年ほど乗り、2台目は友人からオートバイオグラフィを譲り受け、今に至ります。キャンプやらボーイスカウトのライフスタイルは昔から変わっていませんが、2ndレンジに乗ってからは、情報交換のできるレンジ友達がずいぶん増えましたね。




ジムニーやテラノを改造してオフロードを走るのが趣味だったんです。1991年のある日、茨城の奥地の林道に出向いて崖に出くわした時の事、見たこともない車が崖をスルスルと登っていったんですよ。それが初めて見るランドローバー車ディフェンダーでした。その頃オフロードの登坂力の計算なども勉強して、アームを長くするなど、相当綿密な改造をしたテラノで追いかけたのですが、崖を登れず進めなくなってしまったんです。ドノーマルのランドローバー車の性能の凄さをそこで知ったわけです。帰りに、その足で青山のディーラーに行き、マニュアルのディスコゼロを即注文したんですよ。その後2ndレンジが発表されて迷いもなく1996年に新車で買いました。以来18年間、2ndは私の最強の四駆です。




私は昔から地元長野で狩猟をするのですが、ある時山の中で、2ndレンジで来た人を見たんですよ。紳士っぽい人が降りてきて、リアゲートを開けると、今度は狩猟犬がポンと降りてきたんです。それもポインターみたいな格好いい犬がね。そしてその方は「今日はここで鳥撃ちをさせていただきます」って言うんです。地元の僕はぽかんとして何も言えず、格好良いなあと見ていました。その日からレンジを買うためにお金を貯め始めたんです。まるで映画のワンシーンを魅せられたように、憧れてしまったのですね。レンジローバーは、山に行っても似合うし、ゴルフ場に乗りつけてもすごく似合います。スタイル的にもオールマイティです。これがジャガーだとホテルは似合うけど、山は無理ですよね。




趣味がサーフィンやスキーなので四駆は大前提でしたが、ランドローバー車の中でも「壊れづらい車である」という、長距離での安心感は特に重要でした。なのでデザイン的には好きですが古いクラシックレンジでは不安を消せなかったですね。ディフェンダーも大好きですが、助手席や後部座席の乗り心地も大事だし、住んでいるのが横浜なので都会暮らしにもマッチして欲しい。それらを満たすのが2ndレンジでしたね。ただやっぱり古い機械である車なので、なかなか決断はできませんでした。メンテナンスも相当に重要だし。そんな迷いの中、レンジを新車レベルまで戻せるような整備工場が見つかって、やっと決心ができました。

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僕はイギリスの伝統とかそういう事は後から理解した方で、まずはボディの形でしたね。初めて見たのは都内の国道でしたが、後ろ姿がとにかく格好良くて一目惚れでした。それからいろいろ調べて、「英国車は壊れやすい」とかマイナスイメージもあったけど、道路を走る姿をどうにも自分のものにしたくて乗り始めました。エプソムグリーンのボディにライトストーンベージュの内装、ハリケーンホイールで走りたくてね。服でも靴でも〝カッコイイ〟が〝心地良い〟になると付き合いが永くなる。2ndレンジは、レンジローバー専門店に転職する程〝心地良い〟愛用品です。

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