素敵な大人になりたいなら、レンジローバーに乗ればいい

おそらく、日本でレンジローバーを注文する時に完全なビスポークスタイルで注文する人は少ないだろうと思います。
私達日本人の生活は戦後アメリカ型の大量消費文化に大きく影響されてきました。ですからビスポークスタイルで注文するという習慣がありません。日本のディーラーも本国のランドローバー社も世界販売戦略上、どうしても「おすすめプラン」とか「パッケージ」を用意せざるを得ないのでしょう。多くの方は数十種類ある組み合わせの中から好みの一台を注文されているようです。ビスポーク・テーラーが仕方なくイージーオーダーをやっているということなのでしょうね。



2ndレンジローバーから現行の4代目まで継承されているパッケージプランに「Autobiography」があります。
特別なシートカラー、特別なウッドインテリア、皮革のステッチなど他のパッケージとは異なる構成で、日本ではいわゆる「限定車」扱いとなっています。



Autobiographyとは日本語で「自叙伝」を意味します。
本当は完全なビスポークプランを用意しているんだけど、あなたのための一台を作りたいんだけど、いろんな事情でパッケージ販売しなきゃいけない。せめてこのプランが提唱する1台があなたの人生に寄り添う1台になりますように・・・・という制作側の思いが伝わるネーミングだと私は思っています。