OVER 10 YEARS
■「RANGE ROVER」の品格
レンジローバーのシートに身を任せると実感します。レンジローバーというクルマの素性が、いかに良いのかを。
人の手で作られたモノは、独特の暖かみがあります。天然の素材と、人の手の温もり。天然木のフェイシアや上質の皮革に囲まれた室内には、それがあります。確かな人間の手仕事の暖かみが、静かに伝わってきます。
「さりげなく、静かに、決して強く主張することはなく…」。
これが、このクルマの品格なのでしょう。10年経っても色褪せることはありません。そして、それはこれからも10年以上放ち続ける魅力でもあるのです。
私の周りのレンジローバーオーナーの皆さんは、例外なく温厚で暖かい「素敵な大人」たちです。おそらくこのクルマの素性と品格に共感し、それをこよなく愛し続ける人々なのでしょう。
■人の手の温もりが消えないように…
人の手の温もりが消えないように、与えられた品格を損なわないように、オーナーは努力を惜しみません。そうして大切にされてきたレンジローバーは、何年経っても独特の輝きを放ちます。大袈裟かもしれないですが、人生に静かに寄り添ってくれるものを、大切に愛し続ける共通の姿勢(スタイル)が見えてくるようです。
この企画は、レンジローバーからは少し離れますが、オーナーさんたちの間で頻繁に話題になるアイテムを通して、そのスタイルについて考えていきたいと思います。
10年愛し続ける理由。これからも10年寄り添う理由の一端が見えるかもしれません。
■ステキな大人たちの「OVER 10 YEARS」
10年を超えて人々に愛し続けられた理由があるモノ。
10年を超えて自分が大切にしてきたモノ。
そして、これから10年を越えて寄り添ってくれるモノ。
そういうモノを愛するスタイル。レンジローバーを愛する大人たちに共通するスタイルが、少し見えた気がします。
同じクルマを好きだからという理由だけでは説明できない、何かがあります。私たちは、たくさんのレンジローバーオーナーと出会ってきました。お酒を一緒に飲んだり、焚き火を囲んで話しをしたりしたこともあります。それはいつも落ち着いた、ゆったりとした時間です。
私たちが見つけた、皆さんの共通点。
1・「素性の良いもの」が好き。
2・「手のかかるもの」が好き。
3・「道具」が好き。
そして、それらを長く愛し続けています。靴、機械式の時計、キャンプ道具など、驚くほど共通点があります。