「集う」
毎年恒例となった家族で楽しむカヌー&キャンプも今年で4回目。場所はいつもの富士五湖のひとつの西湖。今年はいつもより一週間遅れての8月4日・5日を中心に行なわれました。
去年は雨でしたが、今年は快晴。猛暑というより酷暑と言われる日本全国ですが、しかしここ富士山のふもと西湖は時折涼しい風が吹き、外遊びに絶好の場所といえます。
「夏ゴモラナイ」
「自然を楽しむ、四季を楽しむ」。エアコンが利いた涼しい部屋にいるのではなく、青い空と白い雲のコントラスト、鮮やかな緑、蝉の声は、見るも聞くもこの夏だけのもの。街中のビルの合間から見る空より、山の上一面に広がる空の方がずっとずっと素晴らしい。そう、空はずっと先まで広がっています。
だからこそ出かけてみましょう。夏に閉じこもるのではなく、夏だからこそ積極的に外に飛び出す。まさに夏ゴモラナイということです。
いくら暑いとはいっても、木陰に入るだけで気温の変化を感じ、風が吹くだけで涼しくなります。しかし夕方、今まで明るかった空が一転、曇ったと同時に雨が降り出しました。そして気温が下がり、過ごしやすくなりました。そんな自然を感じさせてくれるのも、夏だからこそと言えるでしょう。
「冒険」
カヌーで湖に浮かぶと、自分の力で前に進んでいくほか方法はありません。波が立たない西湖であっても、湖の上であればユラユラと揺れます。時より吹く涼しい風は気持ち良いですが、同時にカヌーを揺らします。こんな感覚、日常ではありません。身体全身で、すべてを感じます。
そして、たかだか数百メートル陸地から離れただけでも、見る景色がまったく変わります。そう、これもひとつの冒険。もう少し先に漕いで行くと何があるのでしょう? 今まで行ったことないところに向かうワクワク感とドキドキ感。冒険に出たからこそ新しい世界が広がります。
そして、今年はSUP(スタンドアップパドルボート)が大人気。バランスを取るのが難しい水の上で、立って漕ぐ。新しいことにチャレンジするのも、ひとつの冒険と言えるでしょう。
「自然の中で休息するランドローバー」
ラゲッジルームにキャンプ道具を満載し、家族や友人とともにやってきたランドローバーたち。今やラグジュアリーSUVとして語られることが多いランドローバーですが、このような自然の中がよく似合うと思いますが、みなさんいかがでしょうか。
キャンプ道具にしても、いざ準備を始めると、あれもこれもと思うもの。クーラーボックスひとつにしても、クルマに積み込んでみると意外に場所を取るものです。それでもテントを積み、アウトドアチェアを積み、コンロを積み、そして遊び道具を積んでも、まだまだ広いランドローバーのラゲッジルームなら大丈夫。
道中をランドローバーは、みんなを荷物を載せてやってきます。西湖近辺になると道幅も狭くカーブも増えてきます。なかなか同じ条件で他車と比べることができませんが、荷物満載でみんなが乗っても安定のコーナリングは、ランドローバーのボディ剛性、エアサスペンションの賜物。もちろんクラシックと3rdレンジではその乗り心地も運動性能も違いますが、どんな道でも安全に運ぶという根元にある思想は不変です。
そんな道中、活躍した西湖のほとりに並ぶランドローバーたちは、どことなく自然の中で休息するようにも見えました。
「夏キャンプの醍醐味」
毎年行なってきたスイカ割り。夏キャンプと言えばスイカ割り。ところでスイカ割りっていつからあるのだろう? と思ってネットで調べてみると、日本古来からある儀式だとか、スイカ割り推進協会などいろいろ面白い話しが出てきます(興味がある方は検索を)。
今年はスイカ割りに加えて行なったのが、夏の風物詩の代表格「流しそうめん」。まず用意したのは長い竹。プラスチック製のものもあるそうですが、やはり本物の竹の方が雰囲気が違います。そして問題(?)なのが、竹を置く台。流しそうめんなので、ある程度の傾斜は必要ですが、急過ぎるとあっという間に流れてしまうし、傾斜がないと最後まで流れてはいきません。
大人たちはこの台作りに「あ~でもない、こ~でもない」「だったらこうしよう!」「継ぎ目が曲がってる?」など、流しそうめん台作りに大盛り上がりで楽しんでいます。そうめんを流して食べるだけではなく、もうここから流しそうめんは始まっていました。
そして、流しそうめん台も完成。茹で上がったそうめんを早速流し始めます。そうめんが流れるたびに、子供だけではなく大人からも大歓声が! 「余るんじゃない?」と思ったそうめんでしたが、あっという間になくなってしまいました。暑い夏に冷たくて喉ごしがいいそうめんを、みんなで楽しく食べる。流しそうめんが、日本の夏の風物詩ということを実感しました。
「自分時計の時間」
流しそうめんで盛り上がったあとは自由時間。慌ただしい現代において、自分のテンポに合わせて時間を過ごせることは稀なこと。でも、ここは自分だけの時計で時を刻んでいきます。
好きなだけ湖で遊ぶのも良いし、お腹が空いたら料理を始めればいい。まだ明るいから…とか夜だからは関係なく、時間の中心は自分。自然の中に身体を置くと、自分らしさ、人間らしさが戻ってくるようです。
「ランドローバーという共通項」
ところで、ランドローバーというクルマの魅力は何でしょう? 「どこでも行ける性能?」「唯一無二な存在?」「人の温もりを感じる工業製品?」。その答えはどれも正しくて、そして人それぞれに答えが存在すると思います。
このキャンプでの答えのひとつが、ランドローバーに乗ることで、同じ思いを持つ仲間がいるということ。久しぶりに会う友人でも、久しぶり感がしません。愛車の話、キャンプ道具の話、話題には事欠きません。だから楽しい時間を過ごすことができる。これがクルマの性能だけではない、ランドローバーの魅力のひとつと言えるでしょう。
「一緒に遊ぶ」
湖の気持ち良い水の冷たさ、急な夕立、スイカ割り、流しそうめん、晩ごはん、そして語ったこと。そのどれもが今年だけの夏の思い出です。「夏ゴモラナイ」は記録だけではなく、記憶に残るもの。多分、このあともこの思い出は語られることでしょう。次はみなさんも、ぜひご一緒に。そして新しい冒険、夏ゴモラナイにランドローバーに乗って出かけてみましょう。
■日程:2018年8月4日~5日
■場所:西湖・自由キャンプ場