OVER 10 YEARS
伝統と歴史の中に美しさを垣間見る
メインテナンスは必要だけど
それも「使う喜び」
レンジローバーオーナーのライフスタイルといえばすぐにあげられるのがオートキャンプ。レンジローバーに乗り始めて始めた人もいれば、より快適なキャンプのためにレンジローバーを選んだ方も多い。そもそも現代人がなぜキャンプをしたいのか……
意図的な野外生活がキャンプならば、その歴史は１００年以上とも言われています。
「日常をリセットしたいから？」
「自然の中のヒトである自分を感じたいから？」
「不便さを楽しみたいから？」
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- 真鍮から作られるイギリス製VAPALUX厚みのある真鍮の削り出しはレンジローバーの内装の美しさに通ずるものがあります。
オートキャンプ、ファミリーキャンプ、ソロキャンプ。キャンプスタイルも多様化した現代ですが、キャンプ道具でのモノ選びもやっぱりOver 10 Yearsのキーワードが見えてきます。伝統、歴史のあるもののひとつにランタンがあります。現在でも軍用採用される、歴史あるものを取り上げてみます。
OVER 10 YEARS
Coleman （アメリカ製）
19世紀後半にエジソンが電球を発明したものの、人類のライフラインになるまでは相当な年月を要しました。「夜でも明るければお店も開けてられるし、人々の暮らしはもっと豊かになる…… １９００年に創業し、ガスランタンのレンタル業から始めたのがかの有名なコールマン。軍用品としても使われ、ランプよりも数倍明るいランタンは、「THE SUNSHINE OF THE NIGHT」と呼ばれ、その後、ガス式ランタンを中心にモデルチェンジを続け、誰でも使いやすくて壊れないランタンに進化し続けています。
Vapalux （イギリス製）
伝統を重んじるお国柄がそのまま表れてるのがヴェイパラックス製の加圧式灯油ランタン。１９３８年にVAPALUXは誕生し、現在も軍用にも使われ、現行品は40年以上もモデルチェンジをせずに、その美しさを今に伝えています。構成パーツもなくてシンプルのままの構造。サビや腐食に強い真鍮が使われて芸術品のような輝きです。アルコールによるプレヒートや定期的なパーツ交換などのメインテナンスが一手間ですが、その美しさゆえと思える人なら最もオススメのランタンです。（現在は韓国製造）
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- ▲PETROMAX：1917 年～ PETRO（灯油）MAX（発明者マックスグラッツ）世界初の灯油ランタン。
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Petromax（ドイツ製）
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１９１７年に誕生した世界初の加圧式灯油ランタンがPETROMAX。これは美しい加圧式灯油ランタン。１００年の歴史でほとんどモデルチェンジをしていない機能美そのままの機械です。イギリス製とは違い、圧力計やプレヒート専用のノズルなど、まるでドイツ車にも通じる機能の多さ。２００個以上のパーツで構成されます。その明るさはなんと４００W相当。（イギリス製VAPALUXは60〜１００W程度。）機能美というべきか所有欲を駆り立てられる圧倒的な存在感を持っています。メインテナンスは必要だけど、それも使う喜びです。
